同じ鹿皮のバックシリーズを先にいくつか購入して使っているのですが、 素材感や形の見た目から使用感などなど全て気に入ってまして、 この度こちらのショルダータイプをさらに購入させていただきました。 きっと、ひとつ持ってるととても便利なのではないかと思い入荷したら購入しようとずっと思ってたので ようやく購入できてよかったです。 紐をしぼった時の口元のふっくら感は何とも言えずかわいいです。 落ち着いていてスマートな素材の印象なので、ふっくらした時にバッグが醸しだすかわいさがとても気に入ってます。 紐の調整で印象が変わるので、服装やシーンや気分でフレキシブルに使えます。 そして、収納時にはフラットな薄い状態になり非常にコンパクトになるので 例えば旅先などに持って行くバッグとして選ぶことにもなりそうです。 思ってた通り汎用性高くいい買い物だったなと思います。

ダブルフェイスではなく内側が布張りですので、鹿革特有の感動的な軽さを体感することは出来ませんが、牛革などに比べれば十分に軽いです。 布張りだからこそコストが抑えられ、手に取りやすい価格設定になっているのだと思います。 また、張りのある布なのでフォルムの立体感の保持のためにも一役買ってくれています。 内側にあるポケットには滑らかなファスナーが付いていて、ちょっとはずしたリング等を入れておくのに安心で便利だと思いました。 私にとって一番のお気に入りポイントは、巾着の開閉部分の紐とショルダーストラップが一体化しているところです。 巾着の開閉部分の紐がショルダーストラップとは別に垂れていると、それだけで折角のこのバッグのクールな世界観が台無しになってしまう気がします。 ステッチも金具もない削ぎ落されたシンプルさが生み出す潔さが好きです。 巾着を締めずに長方形の縦長バッグとして持つとまた印象が変わり、スタイルに合わせて楽しみたいと思います。 スマホ、二つ折り財布、キーケース、ハンカチ等必需品は充分に入りますが、ブラックでも圧迫感を与えない絶妙なサイズ感で、夏の暑い時期でも重い印象にならず年間通して使えそうです。 私がレザーバッグ選びでこれだけは譲れないチェック項目が、ショルダーストラップのコバの処理です。 天然皮革だからこその皺や細かい傷はむしろ味わいだと思っていますが、使用していくうちにボソボソと毛羽立ってくるショルダーストラップのコバだけは苦手です。 洋服を汚しますし清潔感がそこなわれる気がします。 私が求めているのはあくまでレザーのナチュラル感でワイルドさではないから…。 その点、鹿革は細いショルダーストラップでもきちんと縫い合わせがされており安心して使っていけます。 評価が満点ではないのは、巾着の開閉のし辛さが理由です。 一気に両側を引っ張って締めることはできないので、片側ずつ紐を締めるのがコツです。 開く時も少し力がいります。 しかしこれは使い始めだからかもしれません。使用していくうちに革が馴染んで柔らかくなっていけば楽になっていくと思います。 じっくり愛用して、育てていきたいバッグです。 後悔のない買い物でした。お薦めです。